「小顔」というのは、現代において美容やファッションにおいて欠かせないキーワードになっています。なぜでしょうか?小顔がもてはやされるようになったのは、少なくとも日本においては近代以降のことで、西洋文化を取り入れてからの影響です。西洋からの服装(=洋服)を取り入れたことによって、それまでの着物(=和服)を着る機会が激減したことが大きな原因の一つです。実際、時代劇などをみるとわかりますが、普段非常にきれいorかっこよく見えた俳優が、時代劇ではあまりそう見えないという印象をもったことはないでしょうか?あるいは逆に、時代劇ではよかったのに、現代ドラマでは今一つと思ったりしたことはあるかと思います。つまり、小顔は洋服に似合う顔ということなのです。
では、どのサイズの顔を小顔というかという定義ですが、実は非常にあいまいなものです。もちろん具体的なサイズがあるわけではありません。実際のところ、小顔というのは体全体とのバランスなのです。少々大きめの顔であっても全体が大きければあまり大きく感じませんし、小さめでも非常に小柄な場合は小顔と見えません。このバランスが良いと洋服が似合い、先述の通りきれいに見えるのです。
従って「小顔」になる為の方法もいくつか考えられますが、大きくいって二通りのアプローチがあります。一つは全身を大きめに見せることです。ヒールを高めのものにしたり、上げ底の靴をはいたりすること等が考えられます。こちらの方法は非常に有効ですが、元々全身が大きめの方には向きませんし、そもそも限界があります。できればもう一つの方法と組み合わせた方がよいでしょう。
二つ目は、文字通り顔を小さく見せる為の方法です。エラが張っている方が髪で少し隠すといった髪型でカバーする方法があります。また、メイクによって顔を小さくみせることも可能です。更にはダイエットによって頬の肉を落としたり、美容整形による方法もあります。
いずれにしても、一つの方法だけに頼って無理に小顔にしようとせず、「小さくみえる」ように工夫しましょう。